「政宗殿ーっ!!」
「お、来やがったな。真田幸村」
「新年早々暑苦しい奴だ……」
嬉々として駆け寄ってくる幸村と、その後ろからのんびりとついてくる佐助。
「お三方おそろいだね。
まあ今年も一つよろしくってことで」
「こちらこそよろしく。
佐助、あけましておめでとう」
「おっ、振袖着てんの?可愛いじゃん」
「ありがとう」
「右目の旦那、年明けから目の保養だねぇ。よかったじゃない」
「茶化してんじゃねえよ……ったく」
呆れたようにため息をついて、小十郎は今にも一戦交えそうな勢いの主ら二人を止めに入る。
「政宗様、このままですと風邪を引いてしまいます。
遠路をこられて客人も疲れておりますし、中へ入りましょう」
「OK.そうだったな。
、案内頼むぜ」
「かしこまりました。どうぞこちらへ」
は二人を部屋まで案内する。
すぐに政宗と小十郎も入ってきて、ささやかな宴会が催された。
「む!この金団は美味でござるな!!」
「うん。煮物もいい味出してるね」
品のいいおせち料理に舌鼓を打つ幸村と佐助。
「ありがとうございます。そういってもらえると作った甲斐があるよ」
「このおせち料理は殿が作られたのか?」
「はい。お口にあったようで何よりです」
の料理は奥州一と言っても過言じゃねえ。なあ?小十郎」
「そうですな。食べる相手のことをよく考えて作ってある」
「恐縮です」
「美人で強く手料理も上手い。思いやりもあって優しいし。
ホント、はいいお嫁さんになれるよ」
「佐助、からかわないでよ」
「からかってなんかないって。な、右目の旦那」
「……なんで俺にふるんだ」
「ん?まだそういう話はないわけ?」
「It’s regrettable.俺としては今年あたりそろそろ、と予想してるんだが……」
「…………」


小十郎の限界まであとわずかなので強制終了




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 お粗末さまでした。