Web拍手お礼夢小説   04:巻物   (猿飛佐助)




「はぁ……まさか密書の内容が楽譜だったなんて……」
「よっ、佐助」
とぼとぼと帰路についていると、隣に見知った顔が並んだ。
「何だ、お前か」
「なーにそんな落ち込んでるの?」
「大当たりだと思って追いかけたら空ぶった、ってトコか」
「ふーん」
「というか、お前は何してたんだよ?」
上機嫌なのは仕事が上手くいったからなのだろう。
訊ねると、まあね、と鼻歌交じりに返された。
「お館様の命で密書の回収してきたところ。
上杉の動きに合わせて目立たないように運ぶって寸断だったみたい」
「……ありえねえ」




(ザ・苦労人。ふぁいと!)