Web拍手お礼夢小説 01:刀 (伊達政宗)
「はっ!やぁっ!」
無骨な木刀が唸りを上げ、ぶつかり合うたびに衝撃で腕が痺れる。
「どうした?もっと本気で攻めてこい!」
「嫌です」
「なら……こっちから行くぜっ!」
「どうぞ」
半拍置いて、左へ避ける。
「なっ?!」
「あ、じゃあもらいます」
そしてガラ空きの背中へ、容赦なく叩き込んだ。
「っ痛ぇー……本気で入れやがったな」
「本気出せって言ったの筆頭じゃないですか」
「ちっ……もう一回だ!」
「えー。嫌です。疲れました」
「この俺が勝ち逃げなんざ許すと思ってるのか?Ah?」
「じゃ、仕事あるんで」
「おい、待てっての!」
がっしりと裾を掴まれた。
「着物が伸びるんですが」
「だったらもう一戦だ」
「まったく……餓鬼ですか」
「うるせえ!」
(筆頭ってなんだかんだいって子供っぽいですよね)