Web拍手お礼夢小説  「風呂場で鉢合わせ」   (ガンダムOO/ロックオン・ストラトス)


「なっ……」
「えっ?」
ぱっちりと目があって、そのまま互いに数秒間停止した

「ロ、ックオン……?」
呆然と呟く声に、一瞬思考が真っ白になる

目の前の少女は今まさに入浴しようとしているところで、かごには彼女のルームウエアのワンピースが畳んで入れてある。
つまり――今、自分は下着姿(しかも脱ぎかけ)の少女と真正面から向き合っているのだ

「あー……」
視線を逸らしながら言葉を探す
「……セーフか?」
我ながら情けない質問だと思った
「アウト」
もちろん、即答で返される
彼女は手近にあったバスタオルで体を包み、鋭い視線で睨んできた
「何しに来たの?のぞきならもっと上手くやりなよ」
「違うんだ、俺はただ……」
「ただ?」
思いっきり睨まれて言葉が詰まる
「……俺の手袋、そこに置いてなかったか?」
ひらりとポケットにつっこんでいたの手のひらを見せると、鋭い視線がふっと和らいだ
「あったよ。忘れてったみたいだから、後で届けようと思ってた」
はい、とそろえられた手袋が渡される
「のぞきじゃないなら、もう怒ってないから。
早く戻った方がいいんじゃない?ティエリアにでも見つかったらそれこそ大目玉よ」
あの美少年の眉間に深くしわが刻まれる様子を想像して、思わず引きつった表情になる
その表情を見て、彼女はくすりと笑った
「大変でしょ?」
「……そうだな」
引きつった表情のまま頷き、一言詫びると、ロックオンは足早にシャワールームを後にした